園長ごあいさつ

さかえ幼稚園は大きなおもちゃ箱

さかえ幼稚園創立者である前園長小作武(おざくたけし)は、常々「さかえ幼稚園の特徴は『特徴がないこと』である」と申しておりました。
『特徴がない幼児教育』とは、「特別な教育はしていない平凡な幼稚園」という消極的な意味ではありません。「幼児期は一つのことに偏ることなく総合的・調和的に発達を促すことが望ましい」という強い想いを込めたものです。

その理念は現在も「大きなおもちゃ箱♡さかえ幼稚園」として受け継がれております。

さかえ幼稚園の「大きなおもちゃ箱」の中には小さな小箱がたくさん入っています。その小箱を一つ一つ開けていくことで、見て!聞いて!触れて!嗅いで!味わう!五感を通して調和的な発達を促し、生きる力の根っこを育ててまいります。


温かい思い出を胸に自信と勇気を持ち、元気に羽ばたいていって欲しいと願っています。


 園長 小作裕美子 

農育・食育・共育のさかえ幼稚園へ!

「農育」

さかえ幼稚園には子どもたちが野菜を育てる場所「にこにこファーム」があります。
春に苗を植えて育てるたくさんの種類の夏野菜を中心に、学年ごとに毎年違う種類の種まきをする大根、年中組の3月に植え付けて年長組の宿泊保育で収穫しカレー作りに使うジャガ芋、毎年年長組の子どもたちが全園児分のために植える3000本以上のさつま芋など、様々な農業体験をしています。種まきと収穫だけではなく、苗が育っていく様子や野菜の花の違いを観察したり、畑に集まってくる虫に興味を持ったり、学年によっては苗の草取りをしたり、種まきから収穫までのプロセスを体験できることも大切だと考えています。

また、その年の気象状況によっては期待していた収穫量にならないことを知ることも、「自然環境の大切さ」や「思い通りにはいかないこともあるということ」を学ぶ機会だと考えています。

「食育」

さかえ幼稚園の「食育」は、まずは食べる喜びを知ること、様々な食材を口にして幼児期のうちに味覚を育てることを大切にしています。
さかえ幼稚園にこにこファーム」で収穫したものは、家庭に持ち帰って家族で一緒に味わっていただくだけではなく、幼稚園でも調理をしてみんなで食べます。子どもたちにとって自分で育てた野菜は特別なものになります。農と食がつながることで苦手だったものも食べられるようになったり口にしてみるきっかけになることが多く見られるのは嬉しいことです。

月曜日にはニコニコファームで収穫した野菜を中心に地元の農家さんの協力で旬の野菜たっぷりの味噌汁を食べています。水曜日は子どもたちが楽しみしている手作りパンの日ですが、こちらにもニコニコファーム産の野菜を使用しています。

その他、味噌作りや沢庵漬けの体験や、観察画に使った鮮魚を調理して食べています。また、海のミネラルが手軽に摂れる煮干しを毎日食べています。

「共育」

さかえ幼稚園では「心と身体を健全に」「青竹のようにまっすぐに」「青竹のように節のある子に」という3つの教育目標を達成するためのカリキュラムに加え、もう一つ大切にしている教育テーマが「仲間」です。一人でできることには限界がありますが、仲間を信頼し仲間と協力する力を身につけることは「生きる力」につながっていくことと思います。クラスや学年だけではなく異年齢の縦割り活動を通して友達と力を合わせて行う体験をたくさんしていきます。

また、さかえ幼稚園の「大きなおもちゃ箱」の中の小箱には、子どもたちにしか開けられない箱だけではなく親子で一緒に楽しんで欲しい箱もあります。それは入園から卒園まで春・夏・秋・冬それぞれにご家族で参加していただく行事です。仲間との共感、親子での共感、子どもも大人も共に育つ場所でありたいと考えています。

ぜひ、子どもたちと一緒にさかえ幼稚園の「大きなおもちゃ箱」に飛び込んで楽しんでください!


概要

園名学校法人栄学園 さかえ幼稚園
創生年月日1973年4月1日
所在地〒205-0002 東京都羽村市栄町1-7-3
電話042-555-0723
FAX042-555-4396
園長小作 裕美子(おざく ゆみこ)
理事長小作 裕徳(おざく ひろのり)
詳細地図こちらからご覧頂けます。